先日実家に里帰りすると、偶然わたしの姉が甥っ子Yちゃんを連れて帰省していた。 以前会った時にはまだ赤ちゃんだったYちゃんだが、今回は、しっかりと2本足で歩き、はっきりとしゃべっていた。 その成長にびっくりしながら、その様子を微笑ましく眺めていた。 彼は、母親である私の姉のまわりをぐるぐる歩き回り、泣きじゃくりながら何か抗議している。注意深く彼の言っていることを聞いてみると、 どうやら犬が飼いたくて飼いたくてしかたがないらしい。わたしは姉に向かって言った。「お姉ちゃんのマンション、犬飼えないんだっけ?」 すると姉は「マンションの問題じゃないんだけど。経済的にちょっと、ね。犬っていろいろとほら。えさ代もかかるし、 どうせちゃんと面倒みれないし。この子もまだまだ手がかかるし。」そう言った。 それを聞いたYちゃん。余計に泣き声を荒げて、「ぼくちゃあんと面倒見れるよ!それに、わんちゃん、ともだちがくれるっていってたよ! わんちゃんがほしい~ほしい~。ぼく、おにいちゃんになる~」と言いながら泣き続ける。 「もうこう言い出して2週間くらい。うるさいったら。」と姉がため息をつく。「Yちゃん、わんちゃんくれるって、どうしたの、おともだち、 お世話が大変だったの?育てられなかったの?」突っ込んでみると、Yちゃんは急に泣きやんで、 「ちがうよ!くれるのは、ともだちのぱぱが育ててるわんちゃんで、ともだちも、ちゃんとお世話してるよ!」と私に怒って見せた。 「なんか、Yのともだちのお家、ブリーダーやってるみたいで、ちょっと育ちすぎちゃった子とか、ペットショップで引き取ってもらえないし、 くれるっていうのよ。」姉が眉間のしわを寄せたままそう言った。なんだかYちゃんが不憫に思えてしょうがなくなり、 「飼ってみれば?子供もいっしょに、成長するっていうし、もらっちゃいなよ!そのブリーダーさんに。」と言うと、 姉にものすごい剣幕で怒られてしまった。「あんたは、無責任に!」 さて、Yちゃんは、犬を飼う事ができるのでしょうか。