大分前に見た、ペットビジネスにおける悲しすぎるニュースのことを思い出した。 この手のニュースは、残念ながら比較的頻繁に報じられるが、それは本当に群を抜いてひどい内容だったので心に残っている。 その内容は、100匹もの捨てられた犬の話。人々に人気の犬種で、きちんと育てられていればきちんと買い手も見つかり、 きっとどこかのお家でかわいがられることになったであろうに、人の気配のない山道に、無残にも無造作に捨てられていたというのだ。 発見者は涙ながらに、「こんなひどいことをする人がいるなんて。」と語っていた。 犬の数からいって、個人の犯行ではないだろうと報じられていたが、実際それはブリーダーの仕業だった。 ブリーダーという仕事は、本来ならば犬好きが高じてなる職業である。 犬を繁殖させるだけさせて、商売にならないから捨てるなんて言語道断である。わたしの知り合いにも、ブリーダーをしている女性がいるが、 彼女は本当に犬が好きで好きでしょうがなく、一匹一匹がわが子の様にかわいいと言い、ペットショップに引き取られる時には、 毎回泣きそうになるというくらいに犬を愛している。そんな彼女だから、私以上にこのニュースに心を痛めていた。 犬や猫をはじめ、ペットを飼う人々にとって、ペットは家族だ。 残念ながらアクセサリーがわりに犬を連れている若い女性の存在も少なからずいるが、 本来ならば心を通わせて愛すべき存在である。それを簡単に捨てることができるなんてとんでもない。 犬の価値を、自分の私服を肥やすだけのためにしか考えられない人。金銭でしかはかれない人には、 ブリーダーになる資格はない。犬と関わる資格もない。 もう二度と、このようなニュースを見る機会が訪れないよう、願うばかりなのである。